0760

掲載誌より  (2006.03.17 0:25)


目につく看板も見当たらず、本当にここにお店があるの?と古いサッシの扉を開けて階段を上っていくと、突然ゆったりとした心地よい空間が広がる。0760のコンセプトは優越感とサプライズ。知る人ぞ知るプライベートレストランだ。


革張りのソファにくつろいで、まず食したいのが「豚しゃぶ」。
限定生産の日光東照豚は新鮮そのもの。さっとお湯にくぐらせて、ピンク色が残る程度で口にすれば、柔らかさはもちろん、これぞ極上の旨さ。
さっぱり感を追求した利尻昆布ポン酢、女性に人気の黒胡麻、ピリリと辛味の効いた薬膳韓味噌と、3種類のタレがいっそう味わいを引き立てる。


自慢の豚料理は、ほかにもバラエティ豊か。とりわけ「三枚肉のステーキ」は下準備として肉を丸2日間塩漬けし、さらに3時間スープで煮込むという手間ひまかけた一品。こんがりと焼き上げ、外はカリカリ、中はトロトロの仕上がりに。ステーキの下にはふろふき大根を忍ばせ、さっぱりとした味覚が楽しめる。


地元、埼玉の旬の有機野菜をふんだんに使った料理も外せない。春に向けて、半割したレタスをそのままに、オリーブオイルと塩こしょうのシンプルなドレッシングでいただく。余計な手を加えないのは素材に自信があればこそ。野菜本来の味わいを再発見させてくれる。


思わず誰かに伝えたくなるような美味しい驚きと喜び。
メニュー上にも、0760のコンセプトはしっかりと反映されている。


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